セラゼッタ(ミニピル)の通販・オンライン処方はおすすめ?避妊やPMS治療の効果と飲み方の注意点を解説

セラゼッタ(ミニピル)の通販・オンライン処方はおすすめ?避妊やPMS治療の効果と飲み方の注意点を解説

「セラゼッタってどんなピルなの?」
「セラゼッタの通販処方はおすすめ?」

セラゼッタとは黄体ホルモンを含むミニピルの1つで、オンラインクリニックでの通販処方などで入手できます。

セラゼッタの入手方法にはオンライン処方のほか海外通販サイトからの個人輸入もあります。
ただし、海外通販サイトからの個人輸入は偽物などのリスクが高くおすすめの方法ではありません。

セラゼッタは毎日の服用により、副作用のリスクを抑えながら避妊やPMS治療を期待できる医薬品です。

セラゼッタに期待できる主な効果
  • 避妊
  • PMSや子宮内膜症の治療
  • 生理痛や生理不順の改善
  • 肌荒れ予防 ほか

継続服用における医師のサポートを受けるためにも、国内クリニックでの処方を利用して医師と相談しながら服用しましょう。

今回はセラゼッタの効果や副作用とともに、通販処方のポイントを解説します。

目次

セラゼッタとは避妊効果を期待できるミニピル

セラゼッタの特徴に関する図解

セラゼッタとはミニピルの1つで、副作用のリスクを抑えつつ避妊やPMS治療を期待できることが特徴です。

ミニピルとは

黄体ホルモンのみを含むピルの1種で、エストロゲン(卵胞ホルモン)が含まれていない点が大きな特徴です。
エストロゲンを含まないことからPOP(Progestogen Only Pill)とも呼ばれ、副作用が抑えられ低用量ピルを服用できない方も服用できる可能性があります。

セラゼッタをはじめミニピルは2024年11月時点では日本未承認の医薬品です。

しかし医師の診察に基づき国内でも自由診療で処方を受けられるため、体質との相性などを考慮しセラゼッタを服用するのも良いでしょう。

セラゼッタの特徴について、表でご覧ください。

医薬品名セラゼッタ
開発元オルガノン社(オランダ)
吸収合併により2024年11月時点ではMSD社が製造販売
分類ミニピル(第3世代低用量ピル)
有効成分デソゲストレル(黄体ホルモン)
服用方法1日1錠を決まった時間に服用する(休薬期間なし)
主な効果避妊/PMS治療/生理痛改善/ホルモンバランスの調整/肌荒れ予防 ほか
主な副作用不正出血/食欲不振/頭痛/吐き気/イライラ ほか
服用禁忌黄体ホルモンのアレルギーがある
がんや重い肝機能障害の既住歴がある
血栓症やてんかん、結核の既住歴がある
糖尿病や高血圧と診断されている ほか
併用禁忌抗てんかん薬/抗HIV薬/結核治療薬/肺高血圧治療薬/C型肝炎治療薬/セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品
※参考:DDrare|Cerazette

セラゼッタ服用による効果やピルとしての特徴について、さらに詳しく解説します。

セラゼッタの効果には避妊やPMS治療などがある

セラゼッタの主な効果として、避妊やPMS治療が挙げられます。

セラゼッタには黄体ホルモンが含まれており、用法用量を守った服用により以下のメカニズムで避妊効果を期待できる医薬品です。

セラゼッタによる避妊のメカニズム
  • 黄体ホルモンにより排卵を抑えられる
  • 子宮頸管粘液の粘度が高まり子宮への精子侵入を防げる
  • 子宮内膜の厚みが減り受精卵が着床しづらい環境を目指せる

排卵抑制のほか精子の侵入抑制も目指せることから、セラゼッタは避妊効果を期待できます。

加えてセラゼッタは、排卵抑制やホルモンバランスの調整によりPMS治療や生理痛の改善も期待できる医薬品です。

セラゼッタ服用による効果
  • PMS(月経困難症)や子宮内膜症の改善
  • 生理痛や生理不順の改善
  • ホルモンバランスの乱れによる肌荒れの予防

避妊はもちろん生理痛や肌荒れに対処したい方にも、セラゼッタはおすすめのピルの1種です。

セラゼッタは副作用が抑えられている第3世代のピル

セラゼッタはピルのなかでも黄体ホルモン「デソゲストレル」を含む第3世代ピルに分類されます。

スクロールできます
主な特徴主な種類
第1世代NET(ノルエチステロン)を含むピル。
日本で初承認された低用量ピルの分類で、副作用の発現しやすい傾向にある
シンフェーズ
フリウェルLD
ルナベルLD
第2世代LNG(レボノルゲストレル)を含むピル。
ホルモン配合量の異なる3種類のピルを順番に服用することで、副作用の発現を抑えられる(3相性)
トリキュラー
アンジュ
ラベルフィーユ ほか
第3世代DSG(デソゲストレル)を含むピル。
1種のピルのみを服用し続けつつ副作用を抑えられ、肌荒れや多毛症改善も期待できる(1相性)
セラゼッタ
マーベロン
ファボワール ほか
第4世代DRSP(ドロスピレノン)を含むピル。
超低用量ピルとも呼ばれ、PMS治療などを期待できるものの避妊効果は期待できない
ヤーズ
ヤーズフレックス ほか

期待できる効果や副作用の発現率は世代だけでなく選択したピルの種類によっても変わります。

そのなかでセラゼッタは、黄体ホルモンのみを含む第3世代のミニピルです。

黄体ホルモンは男性ホルモンとしての作用を持つ点に注意が必要ですが、セラゼッタはホルモン配合量により肌荒れなどのリスクも抑えられています。

副作用を抑えつつピルによる避妊やPMS治療を期待できることは、セラゼッタの大きな特徴です。

セラゼッタは40歳以上や授乳中などに該当しても服用できる可能性がある

セラゼッタを選ぶ大きな魅力が、40歳以上や授乳中でも服用できる可能性がある点です。

一般的に、避妊やPMS治療を期待できる低用量ピルは以下に該当する方は服用できません。

原則的に低用量ピルを服用できない人
  • 40歳以上や喫煙者など血栓症のリスクがある人
  • 高血圧や肥満、糖尿病などに診断されている人
  • 妊娠中や授乳中の人

ピルは血栓症リスクがある方をはじめ一部の条件に当てはまる方は服用できませんが、セラゼッタは医師の診察に基づき服用できる可能性があります。

低用量ピルに血栓症リスクの上昇や胎児・乳児への影響が指摘されている理由の1つは、卵胞ホルモンを含んでいることです。
セラゼッタは卵胞ホルモンを含んでいないことから、服用できる可能性があります。

もちろん血栓症リスクがある方や授乳中の方も、全員がセラゼッタを服用できるとは限りません。

血栓症リスクがある方や授乳中の方は、より慎重な医師との相談や検査が求められます。

あくまでも服用できる可能性のあるピルの選択肢として、セラゼッタ処方を検討してください。

セラゼッタは通販(個人輸入)ではなくオンライン診療を利用すべき理由

セラゼッタは海外通販サイトからの個人輸入ではなく、オンライン診療を利用しましょう。

オンライン診療を利用すべき理由
  • 通販は医師の診察がなく服用の安全性が保証されないため
  • 通販は海外で流通する偽物や粗悪品を入手してしまう恐れがあるため
  • 通販で入手した輸入品は医薬品の国内保証制度が適用されないため

海外通販サイトからの個人輸入にはリスクが多く、服用によりトラブルや健康被害を招く恐れがあります。

そのため、セラゼッタに限らず医薬品や治療薬の処方が必要な際は、海外通販サイトを利用してはいけません。

オンライン診療であれば、自宅にいながら通話などを活用して通販感覚で診察と処方を簡潔させられます。

セラゼッタ処方において通院が難しい方、通販感覚で手軽に入手したい方は、ぜひオンライン診療をご利用ください。

通販サイトではなくオンライン診療でセラゼッタ処方を受けるべき理由について、詳しく解説します。

通販は医師の診察がなく服用の安全性が保証されないため

海外通販サイトからの個人輸入は医師の診察がなく、服用の安全性が保証されないため、非常に危険な入手方法です。

医師の診察がないことを「手間が少なくてラク」と捉える方もいますが、診察は医薬品と服用者の相性を判断するうえで欠かせません。

特にセラゼッタは、以下の体質や常飲薬がある方は服用できない医薬品です。

服用できない人併用できない治療薬
黄体ホルモンのアレルギーがある

がんや重い肝機能障害の既住歴がある

血栓症やてんかん、結核の既住歴がある

糖尿病や高血圧と診断されている ほか
抗てんかん薬、抗HIV薬、結核治療薬、肺高血圧治療薬、C型肝炎治療薬
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品 ほか

服用できない条件に該当しないかどうかは、医師と相談しながら慎重に検討すべきポイントです。

自分の体質や服用目的がセラゼッタと合致しているか検討するためにも、処方を受ける際は必ず医師の診察があるオンライン診療を利用しましょう。

通販は海外で流通する偽物や粗悪品を入手してしまう恐れがあるため

海外通販サイトで扱われている医薬品は偽物や粗悪品も多いため、利用してはいけません。

海外通販サイトは日本国内とは異なる基準で医薬品を流通・販売しています。

安全基準が異なる点のみでは「国内未認証の医薬品は危険」とは断じきれません。
しかし、「日本人が安全に服用できるか否か」が検討されていないため、国内未認証薬は慎重に服用を検討すべきです。

加えて正規品と偽って偽物を販売しているサイトもあり、誤って服用してしまうと以下のリスクを招く恐れがあるため注意が必要です。

偽物や粗悪品を入手してしまうリスク
  • 服用しても求める効果を期待できない
  • 服用しても効果が出ているのか判断が付かない
  • 服用により思わぬ副作用や健康被害を招いてしまう
  • 健康被害を招いても原因や治療法をすぐに特定できない

偽物や粗悪品は効果を期待できない恐れがあるだけでなく、思わぬ健康被害を招くリスクもあります。

特にセラゼッタの効果の1つである避妊は、効果が出ているのか体調などで判断を付けられません。

妊娠が発覚してから偽物であったことに気付くことになったり、重い副作用や健康被害に悩まされる場合もあるでしょう。

国内クリニックのオンライン診療であれば、医師により正規品のセラゼッタを通販処方してもらえます。

正規品のセラゼッタで健康被害を抑えながら避妊やPMS治療を目指すためにも、オンライン診療の利用は大切です。

通販で入手した輸入品は医薬品の国内保証制度が適用されないため

海外通販サイトで入手した医薬品は、国内保証制度が適用されないため非常にリスクが高い方法です。

医薬品副作用被害救済制度

服用した医薬品により重い副作用が発現し、医療機関での治療が必要となった場合に医療費や年金等が支給される公的制度の1つです。
◆参照:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構|医薬品副作用被害救済制度

ただし医薬品副作用被害救済制度は、原則的に医療機関での治療や処方箋など、国内承認されている治療や医薬品のみ適用されます。

個人の判断で輸入した海外通販サイトの医薬品による健康被害は、制度が適用されません。

あくまでも自己責任で服用しなければいけないため、非常にリスクの高い方法です。

通販サイトからの個人輸入により手軽に入手できたつもりが、思わぬ健康被害により思わぬ通院や治療費の増大を招く恐れがあります。
安全面や万が一のトラブルを考慮するうえでも、国内クリニックでの処方を選択することが大切です。

オンライン診療であれば自宅にいながら診察と処方を簡潔させられるだけでなく、万が一の健康被害にも医師のフォローを受けられます。

万が一の際は再診料0円で治療に対処しているクリニックもあるため、セラゼッタ処方は必ず国内クリニックを受診してください。

セラゼッタの服用がおすすめの人は避妊効果や副作用の少なさを求める人

セラゼッタは副作用を抑えつつ避妊やPMS治療を期待でき、以下のように考えている方におすすめのピルの1種です。

セラゼッタがおすすめの人
  • ピル服用により避妊効果やPMS治療を考えている人
  • セラゼッタ以外の低用量ピルは服用の条件が合わなかった人
  • セラゼッタ以外の低用量ピルでは重い副作用に悩まされた人
  • 毎日決まった時間にセラゼッタを服用できるライフスタイルの人

セラゼッタはほかの低用量ピルが服用できなかった方のほか、副作用が気になる方にもおすすめのピルです。

毎日決まった時間に1錠を飲む必要があるため、ライフスタイルと合致しているかも検討したうえで処方を受けましょう。

セラゼッタの服用がおすすめの人について、4つのポイントでご覧ください。

ピル服用により避妊効果やPMS治療を考えている人

ピルに避妊やPMS治療の効果を求めているのであれば、セラゼッタはおすすめです。

セラゼッタは黄体ホルモン「デソゲストレル」により、以下の効果を期待できます。

セラゼッタの主な効果
  • 排卵抑制や子宮頸管粘液の変質による避妊
  • PMS(月経困難症)や子宮内膜症の改善
  • 生理痛や生理不順の改善
  • ホルモンバランスの乱れによる肌荒れの予防

代表的な効果として避妊やPMSの治療、ホルモンバランスの乱れによる肌荒れの防止が挙げられます。

女性の月経による体調の変化に対処できるため、日常生活の負担を減らしたい女性におすすめです。

避妊のほか月経の負担軽減や肌荒れ予防など、女性の体の悩みに広く対処したいのであれば、セラゼッタの処方を検討してみてください。

セラゼッタ以外の低用量ピルは服用の条件が合わなかった人

ほかの低用量ピルでは服用条件が合わなかった方にも、セラゼッタはおすすめです。

避妊やPMS治療などの効果は、セラゼッタ以外の低用量ピルでも期待できます。

しかし低用量ピルは原則的に、血栓症リスクのある40歳以上の女性や肝機能に関連する病歴がある方は服用できません。

そのなかで、セラゼッタは卵胞ホルモンを含まないことから40歳以上の女性など、血栓症リスクのある女性や授乳中の女性でも服用できる可能性があります。

あくまでも処方できる可能性があることが示されているのみであり、すべての方に処方できる医薬品ではありません。
処方を受ける際は医師とよく相談のうえ、慎重に服用を検討してください。

一般的には低用量ピルを服用できない条件に当てはまる方でも処方を受けられる余地があるため、ピル処方を断られた方も必見です。

低用量ピルの処方を諦めている方も、セラゼッタの処方について医師と相談してみてください。

セラゼッタ以外の低用量ピルでは重い副作用に悩まされた人

ほかの低用量ピルでは重い副作用に悩まされた経験がある方にも、セラゼッタはおすすめです。

セラゼッタは卵胞ホルモンを含まないことから、副作用に関して以下の特徴を持ちます。

セラゼッタの副作用の特徴
  • 男性ホルモンのはたらきが強まらず、肌荒れや多毛などの副作用を抑えられる
  • 卵胞ホルモンによる血栓症や心血管系障害のリスクを抑えられる
  • 卵胞ホルモンによる母乳分泌量の抑制を防げる

低用量ピルに含まれている卵胞ホルモンは、血栓症リスクの増加や母乳分泌量の減少など、さまざまな副作用を引き起こすとされています。

しかし、セラゼッタは卵胞ホルモンを含まないことから、卵胞ホルモンにより服用リスクを抑えられるでしょう。

そのため、卵胞ホルモンが原因とされる副作用やリスクにより低用量ピルの服用を諦めていた方にも、セラゼッタはおすすめです。

毎日決まった時間にセラゼッタを服用できるライフスタイルの人

セラゼッタは毎日決まった時間にピルを服用できる方におすすめのピルの1種です。

セラゼッタは毎日1日1錠の服用継続が求められる医薬品であり、3時間以上のズレなく飲み続けることが望まれます。

1日単位での飲み忘れがなかったとしても、服用時間のずれが原因で効果を期待できなくなる可能性もあるため、服用タイミングにも注意が必要です。

服用時間がずれると不正出血が生じる場合があります。

セラゼッタは副作用を抑えられるメリットがある一方で、服用ルーティンには十分な配慮が必要です。

毎日決まった時間にピルを服用し続けられるライフスタイルであるかも検討したうえで、セラゼッタの処方を検討しましょう。

継続的なピル処方を目指す点でも、国内発送に対応しているクリニックでの通販処方がおすすめです。

セラゼッタの正しい服用方法と飲み忘れた場合の対処法

セラゼッタは国内クリニックで処方された正規品を服用するだけでなく、正しい服用方法を守ることも大切です。

セラゼッタの正しい服用方法
  • シートの順番どおりに1日1錠を決まった時間にセラゼッタを服用する
  • セラゼッタを飲み忘れた場合はすぐに服用して以降は通常どおりに服用する

決まった時間に毎日1日1錠を服用し続けることに加え、飲み忘れへの対処法も把握しておきましょう。

セラゼッタは毎日3時間以内の誤差を目安に決まった時間に服用することが求められます。

万が一飲み忘れた場合にはすぐに服用し、以降のピルは通常どおりに服用して対処してください。

セラゼッタの正しい服用方法と飲み忘れへの対処法について、詳しく解説します。

シートの順番どおりに1日1錠を決まった時間にセラゼッタを服用する

セラゼッタは休薬期間がなく、シートに表記された順番どおりに1日1錠を決まった時間に服用することが求められます。

セラゼッタの服用方法
  • シート表記の順番どおりに1日1錠を服用する
  • 服用時間は毎日決まった時間(誤差3時間以内)が望ましい

セラゼッタは休薬期間がなく、シートに封入されたピルすべてのホルモン配合量などに違いはありません

万が一シートの順番どおりに服用できなかったとしても問題はありませんが、服用タイミングには厳密な決まりがあります。

毎日決まった時間に1錠を服用する必要があるため、継続的に服用できるようシートを管理しましょう。

ピル服用をルーティン化できるよう、以下の方法で服用をルーティン化することがおすすめです。

  • 起床時や就寝時など決まった時間に服用するようルール付けする
  • アラームアプリなどを活用して決まった時間に通知されるようにする

1日1錠を服用して、セラゼッタによる効果を十分に期待できるよう生活習慣を整えてください。

セラゼッタを飲み忘れた場合はすぐに服用して以降は通常どおりに服用する

万が一セラゼッタを飲み忘れた場合は気付いた時点ですぐに服用して、以降は通常どおり服用しましょう。

ただし、飲み忘れに気付いたタイミングにより避妊効果をはじめセラゼッタによる効果に違いが生じる可能性があります。

3時間以上の服用時間のずれがあると、避妊効果に懸念が生じます。

特に避妊効果を重視したい場合、3時間以上の服用時間のズレがある際は以下の方法で望まない妊娠リスクを抑えましょう。

避妊効果への対処法
  • コンドームなどほかの避妊方法を用いて望まない妊娠を防ぐ
  • 1週間を目安に性行為など妊娠リスクのある行為を控える

3時間以上の飲み忘れがあると妊娠リスクが生じるため、通常どおりの避妊が求められます。

妊娠リスクのある行為は1週間を目安に控えて、性行為によるトラブルを防ぎましょう。

飲み忘れがあるタイミングで妊娠リスクのある性行為に及んでしまった場合は、緊急避妊薬(アフターピル)の処方を受けて望まない妊娠を防ぐことが大切です。

セラゼッタを服用する注意点は副作用や感染症のリスクについて知っておくこと

セラゼッタには副作用をはじめ服用の注意点もあるため、リスクもふまえて服用方法を検討しましょう。

セラゼッタ服用における注意点
  • セラゼッタは頭痛やイライラなどの副作用が発現する可能性がある
  • セラゼッタの服用中もコンドームなどの避妊具は使用する

セラゼッタは副作用リスクが抑えられている治療薬ですが、副作用が一切ないわけではありません。

正しく服用しても体質との相性によっては頭痛などの副作用が発現する可能性はあるため、体調には注意が必要です。

加えて、セラゼッタそのものに性感染症予防の効果はないため、病気予防は別の手法で対策することが求められます。

以下よりセラゼッタを服用する際の注意点やリスク防止策について、詳しくご覧ください。

セラゼッタは頭痛やイライラなどの副作用が発現する可能性がある

セラゼッタは頭痛やイライラをはじめ、副作用も存在します。

セラゼッタの主な副作用

吐き気・嘔吐/頭痛/イライラ・抑うつ症状/食欲不振/不正出血 ほか

セラゼッタはホルモンを含む医薬品のため、頭痛や吐き気をはじめ複数の副作用が発現する可能性があります。

服用した方の体調や体質によっても変わるため、服用後は体調の変化に十分注意して過ごしましょう。

そのほか、発疹や肝機能障害・血栓症など稀に発現する副作用も存在します。

副作用が発現した場合、安静に過ごして服用したセラゼッタを嘔吐しないよう注意するほか、処方を受けた医師に報告することも大切です。

クリニックによっては副作用に応じて追加の処方箋や処方内容の変更に対応してもらえる場合もあります。

万が一に対応するためにも、副作用の症状にも注意して服用後の経過を観察してください。

セラゼッタの服用中もコンドームなどの避妊具は使用する

セラゼッタは避妊効果を期待できますが、服用中も基本的にはコンドームなどの避妊具は使用しましょう。

ピル服用中もほかの避妊方法を併用すべき理由として、以下の2つが挙げられます。

ピル服用中も避妊具が必要な理由
  • ピル服用だけでは避妊を期待できるか判断を付けられないため
  • 物理的な粘膜接触を避けなければ性感染症は防げないため

セラゼッタをはじめピルを正しく服用すれば、避妊効果を期待できます。

しかし、正しい服用方法を守ることが前提条件であることに加えて、ピルだけでは性感染症を予防できません。

性感染症は粘膜接触により感染する可能性があります。
感染を防止するには、コンドームをはじめ物理的な接触を防ぐ対策が必要です。

つまりセラゼッタを正しく服用できていても、避妊はできても性感染症予防はできません。

性感染症を防ぎ安全な性行為を目指すためには、セラゼッタの服用継続に加えてコンドームなどの避妊具の使用も必要です。

セラゼッタの通販処方に関するよくある質問

セラゼッタの通販処方を考えている方向けのよくある質問について解説します。

セラゼッタ通販に関するよくある質問
  • セラゼッタは日本で承認されているピルですか?
  • セラゼッタはクリニックで処方を受ければ保険適用されますか?
  • セラゼッタとアザリアの違いを教えてください
  • セラゼッタとノアルテンの違いを教えてください
  • セラゼッタを服用してはいけない条件はありますか?
  • 処方されたセラゼッタはどう保管すべきですか?

セラゼッタの国内処方における注意点のほか、ほかのピルとの違いも知っておきたいポイントです。

自分に必要なピルを正しく処方してもらうためにも、セラゼッタやほかのピルの特徴について正しく把握しておきましょう。

セラゼッタの通販処方におけるQ&Aについて、以下よりご覧ください。

セラゼッタは日本で承認されているピルですか?

2024年11月時点では、セラゼッタは日本で承認されていません

しかし、以下の理由からピル処方の選択肢の1つとして検討の余地のある医薬品の1つです。

セラゼッタの安全性と処方の特徴
  • セラゼッタは海外では承認済みの地域も存在するピルの1種である
  • 医師の診察を受けることを前提に処方対応している国内クリニックもある

セラゼッタは国内では未承認ですが、クリニックのなかには診察のうえ処方を受けられるところもある医薬品です。

クリニックの処方であれば、万が一ピル服用により体調に異変が起きた場合にもすぐに対応してもらえます。

医師と連携しながら服用を始められるため、セラゼッタもピル服用における選択肢の1つとして検討してみてください。

セラゼッタはクリニックで処方を受ければ保険適用されますか?

セラゼッタは国内では未認可の医薬品であることから、保険適用されません。

服用する方が全額を負担する自費診療に分類されます。

自費診療はクリニックが独自で料金を設定できる点も特徴の1つです。

セラゼッタは自費診療であり、クリニックが独自で処方料金を決められます。

同じ処方内容でもクリニックにより処方料金が変動するため、処方を受ける際は各クリニックの料金設定を必ず確認しましょう。

また、クリニックによってはセラゼッタの処方料金とは別で診察料や通販処方における配送料がかかる場合もあります。

セラゼッタの通販処方を受ける際は料金総額を把握したうえで、実際に処方を受けるか検討してください。

セラゼッタとアザリアの違いを教えてください

アザリアはセラゼッタのジェネリック医薬品として製造販売されており、有効成分や期待できる効果に大きな違いはありません。

ジェネリック薬とは

特許期間を超過した医薬品(新薬)を開発費を抑えて製造することで、費用を抑えて販売しているものを指します。
◆参考:厚生労働省|ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進について

ジェネリック薬は一般的には新薬よりも費用が抑えられており、治療費や医薬品への出費を抑えられる点が特徴です。

ただしセラゼッタは日本未承認の医薬品であり、アザリアも同様に未承認であることから、各医薬品は国内で以下の価格相場で流通しています。

ミニピルの処方料金相場
  • セラゼッタ:1シート3,300円
  • アザリア:1シート3,200円

※Medical Post(池袋アイリス婦人科クリニック)のミニピル処方料金を参照

加えて、ジェネリック薬は新薬と製造方法や配合内容が異なる場合もあり、服用した方によっては効果や副作用に違いを感じる可能性があります。

ミニピルによる避妊やPMS治療を考えている方は、セラゼッタのほかアザリアも選択肢の1つとして検討してみてください。

セラゼッタとノアルテンの違いを教えてください

セラゼッタとノアルテンは、黄体ホルモンの含有量に違いがあります。

セラゼッタノアルテン
主な効果避妊
PMS治療
肌荒れ予防 ほか
PMS治療
月経移動 ほか
国内承認なしあり
保険適用不可治療の場合のみ可

ノアルテンは国内承認されており、治療目的で処方を受ける場合のみ保険適用が認められます。

ただし、ノアルテンは黄体ホルモンの含有量が多いことから副作用のリスクもあり、避妊目的で継続的に服用するには不向きです。

そのため、あくまでもPMS治療や月経移動を目的にピルを服用したい場合に適している医薬品だといえます。

服用者の体質により、期待できる効果や相性は異なります。
ミニピルの服用を検討している方は、医師とよく相談のうえどのピルの処方を受けるか検討してください。

セラゼッタを服用してはいけない条件はありますか?

セラゼッタを服用してはいけない条件として、主に以下が挙げられます。

セラゼッタを服用できない条件
  • 黄体ホルモンのアレルギーがある
  • がんや重い肝機能障害の既住歴がある
  • 血栓症やてんかん、結核の既住歴がある
  • 糖尿病や高血圧と診断されている ほか

セラゼッタは黄体ホルモンを含む医薬品のため、黄体ホルモンにアレルギーがある方をはじめ、服用禁忌とされている条件があります。

セラゼッタは卵胞ホルモンを含まないことから、血栓症リスクがある方も服用できる可能性のある医薬品です。
ただし、服用可能かどうかは本人の体質などにより変わるため、医師との連携は欠かせません。

セラゼッタは副作用や服用リスクも存在する医薬品のため、慎重に服用を検討しなければいけません。

自分がセラゼッタを服用しても問題がないか判断するためにも、必ず医師の診察を受けたうえで処方を受けてください。

処方されたセラゼッタはどう保管すべきですか?

処方を受けたセラゼッタは、直射日光の当たらない場所で保管してください。

セラゼッタの基本的な保管方法
  • 直射日光を避けて保管する
  • 高温多湿の場所を避ける(常温可)
  • 子どもの手が届かない場所で保管する

基本的には、直射日光の当たらない場所であれば常温保管で問題ありません。

加えて、子どもなど誤飲の恐れのある方が手に取ってしまわないよう注意することが大切です。

セラゼッタは1日1錠の服用が必要なピルの1種です。
決まった時間にすぐに服用できるよう、持ち歩き方にも工夫しましょう。

セラゼッタは服用者が自分で大切に管理して、トラブルのないよう飲み続けてください。

まとめ:セラゼッタは副作用を抑えて服用できる経口避妊薬

セラゼッタはミニピルの1種であり、副作用を抑えつつ避妊やPMS治療を期待できる点が特徴です。

セラゼッタの特徴
  • 避妊やPMS治療・肌荒れ予防などの効果を期待できる
  • 血栓症リスクがある方でも服用できる可能性がある
  • 毎日決まった時間に1錠を服用し続ける必要がある

セラゼッタは黄体ホルモンのみを含むピルであり、卵胞ホルモンを摂取できない方でも服用できる可能性があります。

ただし日本未認可の医薬品であり、処方を受ける際は服用して問題がないか医師の診察を受けることが欠かせません。

避妊やPMS治療を考えている方は、セラゼッタも選択肢の1つとして医師と処方について相談してみてください。

目次